放課後の純喫茶

学校で話し足りなかったあれこれ。

6. 元旦からラグビー見る人

ラグビーのこと書くときは、ラグビーのことだけにします。笑  長くなりすぎる恐れがあるので・・・。笑

 

毎年恒例、元旦花園。全国高校ラグビーの3回戦。白熱のゲームが満載です!注目したのは石見智翠館vs桐蔭学園、天理vs春日ヶ丘、流通経済大柏vs京都成章

 

石見智翠館のNo.8武内慎君やっぱりすごーい。彼が文の里中学校時代から、僕はライバル校にいたので見てました。中学校時代の彼は、負けそうになるとチームメイトに厳しく檄を飛ばす性格で、周囲からの評判は良いとは言えませんでした。でも、僕はこう思います。檄を飛ばすという事は、それだけ情熱的であるということ。幼いからこそ、周囲を引っ張るやり方がわからなかったのかもしれません。僕も高校時代にそうでした。勝ちたい気持ちが強すぎるあまり、厳しい口調で責め立ててしまい、周囲が自分から引いてしまった。そんな苦い経験があります。「あいつは言い過ぎだ。」「言葉遣いが悪い」しまいには「自己中」と言われる始末です。笑  でも、それは違うんですよね。熱い心がそうさせている。やり方が未熟なだけなんです。僕はそんな武内君の気持ちがわかってしまうような気がして、ずっと彼のことを応援してました。今日は負けていながらも、相手を吹き飛ばして走りまくってた。最後の意地を見たようで、そんな姿に感動しました!センスは抜群に高いので、キャッチとキャリーのタイミング、コース、スピード、それからディフェンスを磨けば、すんごい選手になりそうです。大学でも頑張って欲しいです!

 

天理は本当に恐ろしいチームです。笑 徹底的に鍛えられた組織力は、まるで群れを成す野生動物の様です。一度相手がボールを持ち込むと、基本2、3人が一気にタックル。その他の選手も寄りかかり、一気にターンオーバーを狙う。一方、ブレイクダウンに人数をかけるので、外側のディフェンスが足りなくなるシーンが目立つのも事実です。しかし(笑)、整備し尽くされたラインディフェンスで、相手を囲い込みまたタックルです!あれは並の技じゃないですわ。まさに獲物を狙うといった感じです。(刺さるタックルってあれのことでしょうね。笑)春日ヶ丘も強いチームでしたが、天理のディフェンスは破れませんでした。僕の頭には十数年前の、天理vs大阪工大(現常翔学園)の試合が忘れられません。圧倒的攻撃力の大阪工大に対して天理は、今日のような徹底ディフェンスをし、テレビ実況も思わず「こんなはずではない、こんなはずではない。大阪工大」と叫んでました。あの有名な八役選手のタックルが突き刺さる直前のシーンです。天理相手にはほとんどのチームが、「こんなはずではない。」そう思うのでしょう。それほどのディフェンスだと言うことです。練習はおろか日常生活まで、本当に厳しい鍛錬を乗り越えてこそのプレーだと思います。綻びがない。全国的にラグビー界では、分析や戦術のレベルが上がって、どのチームも様々な工夫でチームを作り上げてきます。しかし天理は、本当に変わらない。当然細かなことは変化してるでしょうが、主流の戦術や戦略を取らず、独自の路線を徹底してます。タックルスピード、ディフェンスコース、ボールキャッチのスピードなどなど。こだわりがすごい。譲らないというか。だから魅了されてしまいます。尊敬に値するチーム。

このチームを破るとすれば、

【まともにタックルを刺されない。そのために間合いを保つ。ワンステップ踏んでディフェンスを向かせて、シェイプ内でパスなど。そこへフォロー早めて一緒に押していく。ブレイクダウンで相手を掴み枚数を減らす。】

【ブレイクダウンに人数かける分、ほとんどのシーンで外が余るので、内側からのディフェンス網が追いつかないタイミングでブレイクダウンリサイクルをする。2秒以内がベスト。それで足は追いつかなくなる。そこへワイドラインで走りこみパスなど、要は内側が物理的に追いつけない状態を創造する。もしそれでもディフェンスを貼られている場合、それは天理がボール出しの前にアタック方向を予想してディフェンスセットしていることになる。この場合、逆側もしくは裏が少ない。こう考えられるため、AT側はポッドを利用して逆サイドもオプションとなる。】

【前に出てくる相手に対して裏へキックして競り勝つなどする】

とかかなあ?笑  今ざっくり思うのは。どんなチームが天理に勝つんだろう。それとも最後まで天理は負けない?!

そんな天理には教え子も出てるので、躍動に期待です!!そして12番の前川風雅選手、個人的にやばいです!どんなシーンでも全速力で走りまくってます!注目。

 

それから、流経大柏、相当強い。大学生並の肉体は勿論、試合の運び方が上手かったです。後半、リードして終了間際、グラウンド中央に蹴り込んで、相手BK3を背走させるシーンが2回ほど見られましたが、中々高校生には見られない、巧みなゲームマネジメントでした。10番の家村健太選手、今後も注目の1人です!

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