放課後の純喫茶

学校で話し足りなかったあれこれ。

10. 人を惹きつける人

①時事ネタ

「日本政府 鉄道の手荷物検査を検討 テロ対策」

駅の手荷物検査、実験を検討 鉄道テロ対策:一面:中日新聞(CHUNICHI Web)

 

昔ドイツに行った人から聞いた話があって、「ドイツの鉄道は改札がない」らしい。今はどうなのかわからないけど。「なぜか?」と駅員に聞いたら、「誇り高いゲルマン民族は、キセルなどしないと信じてる。」と言ったらしい。そういうのかっこいい。

 

②人を惹きつける人

最近多くの仕事をやり始めている。教師を辞めてから「もうやりたかったこと手当たり次第やってやれ」精神で、少ない脳ミソを酷使していたら、0だった自分に次々と何かが足されていった。僕はちょうど一年前に、精神的な病気になって、内臓は狂うわ頭おかしいわで半年以上引きこもってたから、社会復帰は10月ぐらい。約3ヶ月前である。で、すでに4つの仕事をしている。我ながらのスピード感である!教師なんかやってたもんだから、自分には社会の知識がまるでない。そこで、無い物は仕方ない訳だから、狂ったように本を読んだり笑、沢山の人に頭下げまくって、それはそれは頭パンクしちゃう程、数々のことを教えてもらった。(もうプライドもへったくれもない。笑)

そんな活動をする中で、すごい!と感じる人間には2種類の人がいると気づく。

 

1つは、一般的に言われている『才覚才能』を持ち合わせた人。膨大な知識や技術を持っている。もう1つは、色々な言い方があると思うけど、要するに『誠実』である人のこと。『人のために尽くすことができる人』。

そして僕の尊敬している、誰もが知る大企業の会長のおっちゃん(おじいちゃん?!笑)が教えてくれたのは、「その2種類のどちらが強いか。」僕は始めわからなかった。答えは、「魅力的な方」だと言う。要は人を惹きつける方の人。ではどちらがそうなのか?会長は以下のように答えてくれた。

「才覚才能へ人々が抱くのは、「羨望(ぜんぼう)」即ち、羨む気持ち。後者に対して抱くのは、「人望」即ち、人の希望。羨みはいずれ恨みになり得、人望はいつまでも人を惹きつける。」

この時、気づくことがありました。

仕事を通じて接している人で、学歴や経歴が凄い人がいる。東大、博士、大学教授、年に数億稼ぐ人もいる。しかし、中卒や高卒で、立派に成功してる人もいる。一見、人生はまるで違う。しかし彼らは成功している。「なぜか。何が共通しているか。」そんなことを考えた時、先ほどの会長の言葉で気づいた。

 

「彼らは人を惹きつけている。」

 

同じように立派な学歴で、天才的な脳みそを持って、宇宙人的な能力を持つスーパーミラクルな人であっても、成功しているとは言い難い人がいる。一方先ほども登場したように、現在もなお厨二病に侵され、たまに、、いや、しょっちゅうとんでもない爆弾発言で周囲を困らせる、中卒の度ヤンキー出身の人でも、それはまあ成功してる人がいる。

学歴なんか関係ないことは、教師をやっていて百も承知のつもりだったが、では実際に成功している秘訣は何かが分からなかった。

明らかに彼らの周囲には、たくさんの仲間たちがいたのだ。

それも、強制的に、または金を武器にして、従えさせているわけではない。

周囲は、「この人について行きたい」と、能動的(自主的に)感じてる。と、こんなことを書いていると、「自分もそうだわ。」と気づいた。笑

僕には現在師匠がいるけど、その人からの給料はほぼない。それでも僕は行きたいと思って、とりあえず何でも付いて行っている。

働かせて頂いている。

修行だとか下積みだとか、ネガティブな気持ちもそこにはない。ただ、一緒にいたいと思う。(僕はゲイではない。彼女は随時募集している。)

 

第9回9. 同じ波動を放つ人 - 放課後の純喫茶でも書いていたことですが、この社会は “人”が作ってます。膨大な知識や能力があっても、人がいなければ何もできない。逆に例え能力が少ない人でも、集まれば数人分で戦える。

人の優しさ、温かさを感じ、感謝することができる心を、もっと大切にしたいと思う。

 

③名言

 

「坐忘問答(ざぼうもんどう)

(荘子荘子:大宗師篇』)

 

荘子(そうじ):中国戦国時代の思想家。

彼の書『荘子』に登場する言葉。あまり真剣に「何が正しいか」などを追求することを辞めて、「明るく、楽しく暮らす」ように考えて生きる、という意味です。先ほどのように、沢山の知識や能力があっても、それがなくても成功する人がいる。私たちは、日本のスーパー遅れた学校教育や、それを基にした社会形成の暮らしの中で、「常識」という概念にとらわれ過ぎている瞬間があります。一旦全てをリセットしながら世の中を眺めてみることにより、「自分が間違いだと思っていたことが案外そうでもなかった」なんて思う瞬間があるかもしれません。ダイバーシティ(多様性)の心で過ごしてみると、学びの領域は広がる気がします。

 

④適当コーナー

嬉し過ぎて書き忘れてましたが、大阪桐蔭が優勝しましたー🥇

教師時代の教え子が数人出場していたこともあり、もうテレビの前で号泣ですわ!笑 (うちのオカンまで泣いていた。なぜ?笑)

でも、大学でコーチをしていた経験から、少しだけ偉そうに語らせてもらうと、高校時代の経験はそれはそれで素晴らしいんだけど、満足した瞬間に、選手としての成長は止まると、そう思ってやまないわけです。だから、彼らには決して満足せずに、これから先続くラグビー人生、この勢いをさらに加速させてどんどんレベルアップして欲しいものです!

いや、しかしおめでとう!感動をありがとう。彼らに感謝です!!

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